私の家にはいくつかの鏡があります
大きな姿見から壁掛け鏡
卓上鏡やハンドタイプの鏡…
意識的にも無意識的にも
たぶん私は鏡をよく見、
利用している方だと思います。
一般的に鏡は、人の姿や物の形を映しだす
見るための道具として使われますが
見る者の考えや感情などを映し出す比喩としてや
人の心と深い関わりのある精神に与える効果
スピリチュアルなものとして扱われることも多いです。
スピリチュアル的にみると
丸い鏡はいろいろな運を引き寄せる力が
四角い鏡には邪気を反射する力があると
言われています。
そして鏡に向かって願いをかけると
驚くほど急展開に願いが叶ったり
理想の自分を叶えてくれる力があることも
知られています。
私的には
イライラしたり怒りがおさまらない時など
とりあえず鏡を見ます
鏡の中に“あなたは誰?”と思うほど
ひどい顔をした嫌な自分が映る
しばらくその嫌な顔と向き合います
イライラや怒りの原因を辿りながら、
反省をしながら…
その時々で時間はまちまちですが
鏡に映ったその顔を
客観視して見られるようになったころ
気持ちは治まっています。
嫌なモノを散々見せつけられた後
その嫌なモノ全部を鏡の向こうに
吸い込んでくれたかのような感じで
スッキリしていつもの自分に戻れます。
自分の人生に起こる全ての問題の原因は
全て自分自身の中にあるとよく言われます。
ー 人生の現実は私たちの心の中を映し出す鏡 ー
他人の好きな所は、自分の認識している自分の好きな所
他人の嫌いな所は、自分の認識している自分の嫌いな所
他人の好きな所も嫌いな所も全て
他人という鏡を通して観る自分自身
鏡をどうこうしても鏡の中は変わらないと知っているし
自分が笑えば鏡の中の自分も笑うと知っている…
以前読んだ「鏡の法則」という本の中で
このような事が書かれていたことを思い出しました。
納得です!
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棚の整理をしながら
ふと普段殆ど開けない引き出しを開けてみると
母からもらった祖母の方形見の手鏡が現れた
…ここにしまっていたんだ…
大正ロマンを感じるレトロで懐かしいその鏡に
いつも髪をアップに結っていた
祖母の物静かで優しい笑顔が思い出される
祖母を映し出していた
祖母が見つめていたその鏡を
今自分が手に取り見つめている
祖母の面影を感じながら
感慨深い気持ちを味わったひと時
「鏡を使わない時は伏せておくように」と
幼い頃父に言われた言葉を思い出し
鏡を伏せてまた元の引き出しにしまった
ここにしまった事
…もう忘れたりはしない…